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お知らせ
2011/01/30

ゼミ生たちと神戸に行ってきました

先日(2011/01/26)、ゼミ生たちと一緒に神戸に行ってきました。

9時半の新快速に乗り、1時間後JR鷹取駅で下車。駅前の多言語表示に学生たちはえらく反応。なんたって外国語(英、韓、べ、中)以外に、外国人にもお年寄りにも「やさしい日本語」で書かれているんですから。それから神戸弁で「野田北部地区美しいまち宣言」。昔のことにも震災のことにも触れてあって、締めくくりは「そやからみんなも一緒に協力してや! お願いやで! 」ぐっときます。大国公園にあった震災前と震災後の道幅を比べた写真も印象的でした。

すぐに最初の目的地の「カトリックたかとり教会」へ。震災後に出会い、今や親しい友人の一人となった吉富志津代さんが、たかとりコミュニティセンターの代表として直々に我々にレクチャー。施設の説明やたかとりのNGO・NPOの組織や活動を紹介。学生たちも次々と質問をして、あっという間に予定時間をオーバーして1時間半が経ちました。ランチは中国からの研修生による水餃子・炒飯を頂き、歩いて新長田へ。途中約一名行方不明になりましたが(笑)、合流したところで、復興のシンボル鉄人28号の前で記念撮影。やっぱり鉄人を見ると元気が出る!

その後、金宣吉さんのいる神戸定住外国人支援センター(KFC)へ。子どもたちの教育問題とKFCの支援活動について教えて頂きました。日本社会の遅れているところに突っ込んで切り開いていく金さん。学生たちはもっと金さんの話が聞きたかったとのこと。また続編をいつか。

その後地下鉄に乗り、県庁前下車、トーアロードの坂を上り、神戸市立海外移住と文化の交流センターへ。ちょうど「知られざるブラジル移住の歴史展」の特別展があり、日伯協会の黒田公男さんが丁寧に説明して下さいました。2階の多文化共生の展示室は監修者としての思い入れもあり私が案内。そしてセミナー室で再び黒田さんがレクチャー。あのようなブラジル移住史を語れる人は、稀少な存在です。

最後に関西ブラジル人コミュニティに立ち寄ったところ、松原マリナさんが短い時間でしたが、ブラジル人の子どもたちの教育問題と支援活動について話してくれました。

学生たちは、ライフヒストリーも、活動の動機も、性格も違う4人の異なるアプローチやものも見方に触れることが出来て、とても良かった、内容が濃い一日だったと喜んでいました。おだしにつけて食べる熱々の明石焼き、淡路島の玉葱がたっぷり入った南京町近くの豚まん、思わず心までほんわりする黒糖ミルクコーヒー。さすが本場、美味しかったですね。また是非行きましょう!

送信者 神戸
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